ロバート・フリッツってどんな人?

10月2日(火)SoLジャパンとワークショップを行うロバート・フリッツってどんな人なのか、「The Systems Thinker」に掲載されている著者略歴を翻訳してみました。音楽家、作曲家、作家、映画製作者、そして世界有数企業に対する組織コンサルタントなど、一見すれば異色の経歴を持つフリッツの魅力がどこまで伝わるでしょうか?


ロバート・フリッツ

音楽の演奏と作曲の研究・指導でキャリアをスタート。作曲家の技術の大きな要素である構造原理が、人間の発達に用いられたときに根本的な重要性を持つことに気付く。こうした洞察からフリッツの構造アプローチは生まれた。

同時に、クリエイターが音楽、絵画、彫刻、ダンス、演劇、映画、詩、文学に用いるのと全く同じプロセスが人間の日常生活に応用可能であること、そして、あたかも人生が芸術作品であるかのように、人生を築くプロセスにも全く同様のアプローチが応用できることに気づき始める。

創造プロセスを人生に用いる方法を人々に教えるため、自身初となるコースを開発し、のちに同コースのインストラクター養成を開始。以来、世界中で8万人を超える人がフリッツの開発したトレーニングを受講している。

初の著作となる「The Path of Least Resistance(最小抵抗の道すじ)」は国際的ベストセラー。真の古典といえる本作品は、個人がどのように創造プロセスや構造についての知識を活用し、自らの最も高い志、最も深い目的に根差した人生を創り出すことができるかを詳細に解説。2作目の「Creating(創造)」では、創造プロセスの原理をさらに詳細に説き明かしている。著作「The Path of Least Resistance for Managers(マネージャーのための最小抵抗の道すじ)」では、先の2作品で述べたテクノロジーを組織に応用した。

最新の著作(このプロフィール掲載当時)である「Your Life As Art(芸術としてのあなたの人生)」で、フリッツは自身の革命的な作品にさらなる一歩を加え、創造プロセスのスピリット、つまり人の創造を駆り立てるものは何かを取り上げている。フリッツ史上最高の作品と多数の称賛の声が上がっている。

DMA®およびTechnologies for Creating®の創設者。創造プロセスの原理を用いた組織づくりを支援するInnovation Associates社をチャーリー・キーファー、ピーター・センゲ、ピーター・ストローと共同で設立。著名な作曲家、映画監督、作家であり、複数の世界最大企業の組織コンサルタントでもある。妻であり同僚のロザリンドとバーモント州南部在住。

2018年10月2日(火)
ロバート・フリッツの来日特別ワークショップ

原文: https://thesystemsthinker.com/author/robert-fritz/ (誤訳にお気づきの際はご連絡ください)